脂肪燃焼のメカニズムとは?体脂肪について②

NEWS

脂肪燃焼のメカニズムとは?体脂肪について②

脂肪細胞の種類について

体脂肪を構成する脂肪細胞には2種類あり、

それぞれ『白色脂肪細胞』『褐色脂肪細胞』と呼ばれています。

どちらも同じく脂肪細胞と呼ばれるていますが、それぞれの働きはまったくの正反対なのです。

 

・白色脂肪細胞

白色脂肪細胞は、血中に流れる中性脂肪を皮下脂肪や内臓脂肪として貯蔵する働きを持つ脂肪細胞です。

身体のいたるところに存在しており、特に下腹部、お尻、太もも、上腕部、内臓の周りなどに多い細胞です。

白色脂肪細胞は、乳幼児期・思春期・妊娠末期の3か月[胎児期]に集中して増殖し、

20歳前後では約400億個になるといわれています。

形成されるとその数は減少しにくくなります。

思春期までに生涯の脂肪細胞数が決まり、それ以降は変化しないと考えられていましたが、

近年では思春期以降でも過剰にエネルギーを摂取し続ければ

さらに脂肪細胞数を増やして対応しようとすることが判明してきています。

肥満の人の白色脂肪細胞数は約800億個にのぼるといわれています。

 

・褐色脂肪細胞

他方で褐色脂肪細胞は、余分な脂肪を燃焼する働きを持つ脂肪細胞です。

成人では首回り、肩甲骨、腎臓、胸部大動脈付近などの限られた部分に少量存在しています。

骨格筋が完成されていない幼児期に最も多く存在し、

脂肪を燃焼させることにより体温維持、さらには生命維持の役割を担っています。

加齢により骨格筋が形成され基礎代謝が高まっていくにつれて、褐色脂肪細胞の数は減少していきます。

特に40歳以降になると顕著な減少がみられるため、

これが中年太りの原因のひとつになっているのではないかといわれています。

 

 

体脂肪を燃焼させるメカニズム

体脂肪のほとんどが余分なエネルギーを白色脂肪細胞が溜めこんだものです。

そのため、体脂肪を燃やすということはこの貯蓄物を消費させるということになります。

しかし、体脂肪はそのままの状態では消費することができません。

体脂肪をエネルギーとして利用するためには、

脂肪細胞から引っ張り出して『遊離脂肪酸』という状態に分解される必要があります。

寒さの刺激や運動などエネルギーが必要となる状況に直面すると、

脳がエネルギー確保のために脂肪分解を命令します。

すると成長ホルモンやアドレナリンなどのホルモンやリパーゼなどの脂肪分解酵素が活発になり、

脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールに分解し血中に放出します。

そして必要な器官に届けられ、エネルギーとして使用されることで脂肪は初めて燃焼するのです。

この遊離脂肪酸が余ると肝臓へ運ばれ、中性脂肪として再合成されてしまいます。

 

体脂肪を増やさないメカニズム

体脂肪を増やさないためには、血糖値にも目を向ける必要があります。

この血糖値が上昇したときに分泌されるホルモンである『インスリン』が、

体脂肪の増減には重要な存在となります。

 

・インスリンの過剰分泌が脂肪を生成する

インスリンは食後などに血糖値が上昇すると膵臓から分泌されるホルモンで、

血糖値を下げて正常数値に戻す働きを持ちます。

インスリンは食事によって血中に取り込まれた糖をエネルギーに変えて全身の細胞に送り届ける働きと、

消費されずに余った分は体脂肪として蓄えさせることで血中から糖を取り除こうとする働きをしています。

つまり、インスリンが過剰に分泌されれば後者の働きにより体脂肪を燃焼するどころか、

結果的により多くの体脂肪を生成してしまうことになるのです。

 

大阪府でパーソナルトレーニング・ストレッチをお考えならFoRCe GYMにご相談下さい。


店舗名:FoRCe GYM

住所:〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1-2-2 JOESTAGENNISHINAKAJIMA101

TEL:080-3104-0539

営業時間:9:00~21:00 定休日:不定休

業務内容:パーソナルトトレーニング・ストレッチ