筋トレの効果を高める条件の1つに「栄養補給」が挙げられます。
特に、筋トレ前にしっかりと栄養を補給しておかないと、トレーニング中に筋肉中のタンパク質が分解されて、
かえって筋肉が落ちてしまうということにもなりかねません。
そこでこの記事では、筋トレ前の食事の摂り方について解説していきます。
食事は筋トレ前と筋トレ後のどちらに摂るべき?
そもそも食事は、「筋トレ前」と「筋トレ後」のどちらに摂るのが効果的なのでしょうか?
結論からお伝えすると、筋トレ前と筋トレ後の両方のタイミングで食事を摂るのが理想です。
なぜなら、筋トレ前はトレーニングを行うエネルギー源を確保するために、
筋トレ後は筋肉を回復させるための栄養を供給するために、それぞれ食事をする必要があるからです。
▶︎筋トレの前に食事を摂った方が良い理由
筋トレでは、主にグリコーゲン(糖質が分解されたもの)がエネルギーとして利用されます。
しかし、食事を抜くなどして、グリコーゲンが不足した状態で筋トレをすると、
筋肉中のタンパク質が分解されてしまい、体はカタボリック(タンパク質が分解される)の状態になりやすくなります。
▶︎カタボリックとは?
「カタボリック」とは、「筋肉が合成される量<筋肉が分解される量」となっている状態のこと。
別名「タンパク質異化」とも呼ばれます。
反対に「筋肉が合成される量>筋肉が分解される量」という状態は「アナボリック」です。
筋肉を付けるためには、栄養をしっかりと補給して体をアナボリックの状態にしておくことが大切です。
せっかくトレーニングをしても、栄養が不足していると、筋肉が分解されてしまい、
筋トレの効率が落ちるため、筋トレの前に食事を摂り、適切な栄養素を補給しておくことが大切です。
▶︎筋トレの後に食事を摂った方が良い理由
筋肉は、「損傷(トレーニングで負荷を与えること)」と「修復(栄養や休養をとって、筋肉を再生・回復させること)」
の両方の過程を経て、太くなっていきます。
トレーニング後は傷ついた筋肉を修復させる働きが起こりますが、
筋肉の修復(筋肉を合成する働き)は
トレーニング後30分間~45分間のタイミングでピークを迎えるというのが一般的な考え方です。
したがって、筋肉を効率良く付けていくためには、「ゴールデンタイム」と呼ばれる
「筋トレ後30分間~45分間」のタイミングで筋肉を作る材料となる栄養素を供給する必要があります。
今回は、筋トレの際に効率よく食事を摂るためのタイミングについて紹介しました。
ぜひ参考にしてください♪